食事は一日に三回必要か

私も当たり前の事として、朝ごはん・昼ごはん・夜ごはんを食べます。多くの人がそうだと思いますが、なぜですか?「お腹がすくから」と言う人も居ると思いますが「そういうふうに育てられてきたから」と言う人も多いのではないでしょうか。
江戸時代の人は一日二食が当たり前だったそうです。いったいいつから一日三食になったのでしょう。三食食べることで何が変わったのでしょうか。栄養を沢山取れて長生きになったでしょうか。多少はそうかもしれません。その代わりに沢山病気も増えたと思います。
私がみてきた感覚としては、一日三食必要なのは二十歳くらいまでだと思います。成長をしている最中、エネルギー源は必要です。でももう成人になってしまったら、それほどエネルギーは要りません。大人の身体って燃費がいいんだな、と思います。
朝食を抜くと元気が出ない、と言う人も居ます。それはエネルギー不足と言うよりも、習慣だと思いますよ。お腹はグーグー鳴って正常です。鳴らないという事は常に内臓に食べ物が入っている状態です。それは内臓が仕事をしている状態です。消化し吸収し排出しています。お腹が鳴らないという事はずっと働かせっぱなしのブラック企業状態と言う事です。
一日三食食べることが癖だと思いますか? 私は癖だと思いますよ。食べ過ぎた翌日も三食食べる。これはおかしなことです。お腹がいっぱいなのに、時間が来たから食べる。これでは内臓を壊すと思いませんか? そう思わない人がとても多いです。
整体師はこれを論理的に伝えるのが仕事です。
ではどれくらい伝わるのか。お客さんの目線から見た整体師はこんな感じだと思います。

便秘の人と整体師

中々伝わらない物でしょ? 何となくは理解してくれても行動に移すのはもっと先です。そのためにその人がやれそうなことを、考えておきます。内臓を休ませる=食べ物を口から入れない。そのために酵素ドリンクを提案してみました。これを実行できるのも三人に一人くらいです。じゃぁやる意味ないね、ではなくその一人のためにやるんです。あとの二人はまた別の方法を考えておきます。
 便秘から腰痛になる人は、けっこう多いです。お盆や年末年始など、人と集まる機会が多くなると、どうしても食事量は増えます。それは普段食べない物も食べたり、ケーキや甘い物を口にすることになり、とても楽しい時間だったりします。それはそれで、心の栄養として過ごして欲しい時間だと思っています。毎日じゃないからいいんです。
食べ過ぎた、と思った時は翌日以降で調整をしてあげてください。バリバリ仕事を与えた内臓に休暇をあげてくださいと、伝えてください。
私もそうですが、一日三食、きちんと食べなさいと言われて育ってきました。お腹が空いていなくても、時間になったら食べます。でもこれは二十歳くらいまでで良かったのではないかと思っています。もう充分成長期は過ごしました。燃費のいい成人の身体を手に入れました。一日一食で充分生きていけます。でもその一食のバランスはどうでしょう。かつ丼だけでサラダもみそ汁もなし。これを毎日。さすがにそれはダメじゃないかな、と思います。三食食べていると、選択肢が増える分、自然にバランスよくなるものです。それに永遠に一日一食では人生の彩に欠けると思うんですよね。
お盆と年末年始の後、十日だけ、夕食のみにしてみる。たったこれだけで、内臓の働きが良くなる。出なかった便も排出されます。便秘はないの、下す方なの、と言う人もいます。なぜ下っちゃうのか。消化・吸収・排出の、吸収をさぼられちゃったからじゃないかな。だからやはり、内臓にお休みをあげて欲しい。ちょっとお休みをあげるだけで、内臓の病気のほとんどは回復するんじゃないかと思っています。具合が悪くなると、栄養を取ろう、ヨーグルトを、食物繊維を、と言ってまた食べる。食べて治る事よりも、食べないで治るものも沢山ある。
それでも食べない事に慣れるまでは、辛いです。やっぱり食べるって楽しいから。楽しい以外にも、休息の時間になったり、温まったり、メリットもいっぱいあります。朝は糖分を取らないと脳が動かない、と言う話もあります。私は酵素ドリンクを使ってみました。
酵素自体は体内で作られるものなので、酵素を採ってそれが消化吸収され、また酵素になるのかというと疑問ですが、朝一口飲んでおくと、食事をした気になって食べずにいられました。ファスティングに慣れてくると、特別飲まなくてもいいように思います。
また、ステーキの上にパイナップルを乗せるのは、パイナップルが持つプロテアーゼという酵素が肉を軟化させるからです。食事の時に一緒に酵素ドリンクを取っておくと、体内の消化酵素に加え、消化という仕事を手伝うように役立ってくれるのではないかと思います。
食事が癖だなんて思わない人は沢山います。それくらい世の中の常識って曖昧なんですよ。だから、その人が必要な時に必要なことを言える整体師が必要なんです。
ある年の誕生日に、夫とコース料理を食べに行きました。最後に出された鯛めしを残すことなく平らげて、お腹いっぱいで死んじゃう、なんて言って帰宅した後、私はトイレに缶詰めになりました。食べ過ぎたのです。今までにこんなことはありませんでした。
あんなにいつでもなんでも残さずに食べて来たのに、歳を取ったなと悲しくなりました。
でもそれは二十代の頃の事だったと思います。私に限らず多くの人が二十代の頃の自分と比べているように思います。若かった、ではなくて成長している時期だった、という事です。私は四十代です。充分成長し終わりました。コース料理も全部平らげるのではなく、美味しいと思うところで止めていいのです。鯛めしも一口食べて、あとは持ち帰りたいと言えば良かったのです。
若いころの癖が抜けない人は沢山います。若いころにできていたことができなくなると、健康じゃなくなったんだ、と思う様です。そうではなく、もうその必要はなくなった、と伝えてください。