ちょっと技術的な話

 心の緊張、構造的な問題だけでなく、手技で緩和することも整体師は出来なきゃいけない。ここに重きを置いている人も多いけど、これはマッサージ機でもやれることです。私が家電量販店に足しげく通い、いつも思う事は、「マッサージ機は関節を回してくれない」という事です。
筋肉を揉む、ツボを押す、トリガーポイントを刺激する。それはどこの整体の学校でも教えてくれたと思います。それらはできる・知っているという前提で聞きます。
それで、ほぐれましたか?
六割はほぐれるんじゃないかな。残りは心の緊張を解き、構造的な問題を改善する。それでも力が抜けないことも多い。
私がよくやることは、「他動的に関節を回す」です。
施術ベッドに横向きで寝てもらい、私が相手の肩を回します。腕ごと回してもいいですし、肩甲骨と大胸筋を抑えて、関節だけ回してもいいです。力が抜けない相手は無意識に自分で回そうとするはずです。そこで「私が回すので回さないでください」と伝えます。意識的に力を抜いてもらうんです。
股関節も同様にします。仰向けに寝た状態で膝を曲げ、股関節を回し、左右に傾けたりします。腰が痛いと言っている人は無意識に自分で回そうとするはずです。その力を抜いてくれと頼みます。
これらの動作を他動的にした場合、気のいい人ほど自分で回そうとします。手伝ってくれているかのように。
これが性格によって出てくる症状になります。そういう人にはぜひ、私に委ねて欲しい、と言ってください。委ねることができると驚くほど筋肉はやわらぎ、痛みは消えます。