14年後のサボテン

「さぁ、ここからどうするか、だなぁ」
ママが階段で唸っている。

階段のはめ込み窓で育ったサボテンの事だ。


一時、ダメになりそうになって
そこから復活した、というのが
姿でワカル。


ぼくはその子がウチにきた時を知らない。
ぼくより早く、ママと出会ったらしい。

小さなハートに入れられて、
他のサボテンと一緒にやって来たんだって。

ママのお店がオープンした時に
お客さんがお祝いで持ってきてくれた。

そのお客さんは
ママがお店を出す前のお店からのお付き合いだった。

「14年の間に1度、花が咲いたんだよ。
 サボテンの花って100年に1回のもあるから
 次はいつ咲くのかわからないけど。
 そろそろ植え替えてあげようかな」


なんとなく、お辞儀をしているように見えて
ぼくはこのままが良いと思っている。

でも倒れちゃうかな。

太陽に向かって身体を曲げてるかもしれないし、って
ママは向きを変えて様子を見ることにした。


猫との暮らしランキング

関連記事

  1. ビール屋さんが喫茶を始めた

  2. そんなのかすり傷

  3. 3ヶ月で色々変わる

  4. 猫も生える

  5. パパはしつこい

  6. お供します!

最近の投稿

アーカイブ

LINEスタンプ販売中!


LINEスタンプ(リンク)


LINEスタンプ(リンク)