うーん、どうしようかな。
でも悪いような気もするし。
ぼくは柱にしっぽを絡ませた。
こうしてると落ち着くんだよ。
先に入ると寒いんだよなー
ママが来るまで待とうかな。
階段を上る足音が聞こえる。
あ、来たな。
「おい。そこの人!
頭隠して尻出てますけど?」
ママが僕をまたいでいく。
隠れてたんじゃないよ。
ママが来るのを待ってたんだよ。
先にお布団に入ると、冷たいからさ。
それに、部屋からぼくを見たら
頭出して尻隠してるもん。
ぼくはドヤ顔をする。
屁理屈なーちゃんは、お布団入れてあげない!
と言ってママは布団にもぐった。