おぉーい
ママさーん
遊んでやるぞー
早く中に入れろよー
「何言ってんのよ。
あんた今土の上で寝転んでたじゃないの。
お風呂入らなきゃ入れてあげない」
ママさんは、ぷぃ、と横を向く。
窓を開けてくれない。
えー、なんだよそれー
俺を誰だと思ってんの?
ちゃんと叩いて来たんだぜ
「うそおっしゃい。
見てました。
叩いていません。
それより、キャットミント、食べたでしょ。
あれ、パパちんが会社に持っていくんだから
食べちゃだめだよ」
ママさんは窓越しに仁王立ちしている。
えぇぇ、あれ、キャットのミントだろー
なんでダメなんだよー
ダメと言われて引き下がる俺様ではない!
なんならおかわり頂くぜ!
俺はママの悲鳴を背中にキャットミントに駆け寄った。