負けを認める

ぼくは今日の昼間、こっそり仕込んだ。
そう。
ママの枕に、おしっこをかけたんだ。

ママはまだ気が付かず、布団をきれいに直している。

ん。

クンクン、と鼻を動かしている。

逃げた方が良いかな?

「ちょっと、なーちゃん。
 かくれてないで、出て来なさい」

はい。

ぼくはママと対峙する。

「あたしの枕がおしっこ臭いんですけど」

あら、大変だね。

「どうしてトイレ二つも置いてるのに
 ここでするのさ」

うーん。ぼく猫だから、そういうこともあるよね。

「そうだけど。
 だからと言って。
 なぜここで?」

ぼくは嫌がらせをしました、とは到底言わない。
両足を捕まえて逆さまにして振られるのは嫌だし。

捨てちゃえば?
ぼく、匂い付いてるとまたそこでしちゃうかもしれないよ。

ちょっとワクワクしながら、
ママがなんて答えるのか待っていた。

「そうね。新しくしよう。
 いい加減古いし」

ママは、うん、と大きくうなずいた。

え。

きぃぃぃぃ
あっさり捨てることを選ぶなんて。
悔しいぃぃぃ


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