警戒心があるのかないのか

ママは暖かくなってきてると喜んでいたけど
三月なのに雪が降った。

ママは、がーん、と立ち尽くす。

これじゃ、いつまでたっても
辛いままじゃない。

って胃を押さえていたけど
そんな日から数日たつと
ひょっこり顔を出した子がいた。

白黒ちゃんだ。
ママの姿を見かけても
逃げることなく、じっ、っとこちらを見ている。

「うぅぅん。若さかな。
 この天候不順でもピンピンしてる。
 こちらの取り越し苦労を
 せせら笑っている気さえするわ」

ママは眉間に皺を寄せた。
白黒チーム、おそるべし、だ。

そんな、ママ。
チームだなんて。
白黒パンダちゃんと、白黒ちゃんだけじゃないか。

とかなんとか、ぼくとママが話していた時だった。

窓を開けっぱなしにして
おしゃべりしていたんだけど、
白黒ちゃんが、カーテンを開けた。

ママとぼくは仰け反った。
ななな、なんと。
怖いもの知らずの白黒野郎だな。

ふーん、これが噂のおうちか。
大したことないね。

とつぶやくと、ご飯も食べずに
ぷぃっとお外に帰っていった。


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