終わりの始まり

希望的観測はしない、とママは言った。

「なーちゃんは人間と違って
 皺もシミも見えないから
 ずっと可愛いままだけど
 現実的にはお爺ちゃんです。
 年内に虹の橋を渡る可能性もある
 と思う」
パパにそう言ってた。

パパは黙って頷いて、顔をあげなかった。

自分の事だけど、
なんだか
ばぁちゃんが亡くなる時を思い出した。

あの時も、ママはパパとぼくを呼んで
作戦を話した。

死ぬことを止めることはできない。
でもその日までは生きてるんだ、って。

ぼくもそのつもりでいるよ。


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