相談が大事

「3人寄れば文殊の知恵とか
 3本の矢とか
 色々言うけど
 まさにそうだな」

またママがブツブツ言っている。

言いたくもなるか。
また雲行きが怪しくなった。

なんの?
みどりアップだ。

「締切を締切だと思っていない人と
 仕事をするのは難しい。
 手伝いと我慢では通らないものもあるなぁ」

ぼくは知っている。
設計担当者とコミュニケーションが
上手く取れていない。

メールをしても返事が無くて
電話で伝えても伝えた内容が設計図に反映されない。
確認と修正依頼だらけで
ママの仕事が増えてしょうがない。

メールは記録でもあって
CCで来ている人にも状況は伝わっていた。
そのためのCCだし。

だから、この人おかしいよ、と言う声が上がってきた。

つまりは、選手交代論。
来年も、再来年も、みどりアップは続く。
このままこの人に任せて良いのか、とみんなが心配しだした。

ママは薄々思っていたし
でも1人で決める話じゃないし
出来る限り手伝ってフォローしてきてた。

でももうフォローできない。
締切を守らなかったから。

「紙に書かれていることは
 契約になるから
 そこだけは守って欲しかったんだけど
 公に違反しちゃったんだよなぁ。
 その重大さに本人が気が付いてない。
 でももう決断の時だと思う」

1人で考えるよりも相談が必要。
相談をしたなら次は決断だった。

「1人で考えると感情論になっちゃうけど
 他の人の意見も聞くと客観的な視点が入る。
 その結果、やっぱり筋が通ってないことが分かった。
 好き嫌いで選手交代じゃなくて
 契約不履行ってことだから」

あーあ、残念だ、とママはコタツに潜った。


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