不貞腐れている。 ぼくは猫なのに。 爪が伸びていて何が悪いのさ。
昨日せっかく伸ばしたぼくの爪は パパによって、丁寧に短くされた。
パパは、もうこれで怖くない、って喜んでる。
ちぇっ。 ひどいよ。
パパは調子に乗ってぼくにちょっかいを出す。 自分の口を大きく開けて ぼくの顔を飲み込もうとする。
もう! うざい!
ぼくは平手でパパの顔を引っ叩いた。 爪が伸びていないから傷にはならないだろうと思った。
そして、パパの眼鏡は空を飛んだ。
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