歴史的建造物?

「放置されたままの歴史的建造物のために
 待ったがかかるのはいかがな物かね」

ママが眉をしかめてる。


歴史的建造物?なにそれ。

これよ、これ、と言って
ママは写真を見せる。


街灯?

「橋の反対側、石川町にも同じものがあるんだけど
 街灯の前の空き地に
 立ち上がり花壇を作りたいのよ。
 ちょっと腰をかけれる高さで。
 でも歴史的建造物の前に構造物を作るには
 確認が必要、とか言われて」


・・・。
またか。

それはママも思っているんだろう。

散々放置されてきたものが
邪魔をする。

その街灯は電球が切れていたのに
交換もされず放置されてた。
桃の木の枝がかかって姿が半分隠れている時もあった。

ママは土木事務所に写真付きの書類を提出して
電球を交換してもらって
枝を切ってもらって
姿が見えるようになった。

そして、花壇を作ろうとしたらストップがかかる。


今はこうして、地面に直接植えているけれど
土の下はコンクリートや石が
凸凹に埋まっていて深くは掘れない。
それは丸で何かを隠すように、土で埋めただけのようだった。
それなのに、雑草はびっちり生える。


せっかく通りの入口なのに、残念な場所だね。

「どこまでできるかわからないけど
 できる限り押し進めてみようと思う」
うん、ってママは頷いてる。

今年は少し楽になるかと思ったけど
そうでもないね、ってぼくは呆れる。


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