柚子湯の準備を

「ここから駆け足だからね。
 たったとやらないと終わっちゃう」

ママがブツブツ言っている。

「特に今年の冬至は違うらしいよ。
 なんかの星が一直線に並んで
 今までが終わってこれからが始まるらしい」

なんのこっちゃ。
相変わらずよくわからないことを言っている。

「最後の節目かもしれないし、今までやって来たことは
 終わっていくのかもしれない。
 これが最後かもしれないから、やるだけやっておこう」

かぼちゃと柚子と、と頷いている。

あぁ、あれか。
お風呂に柚子を浮かべるんだな。

ママは、カピバラみたいに入りたい!って毎年言ってるけど
パパは、柚子の皮は取っておいて!料理に使うから!って毎年言って
果汁を入れる柚子湯になって、柚子が浮かんでいることはない。

今年はどうするんだろ。
来年はあるのかな。

今年は去年と違う1年だった。
毎年同じことをするのは
だんだんなくなっていくのかもね。

段ボールで静岡から届いたみかんを指さして
これ入れようよ、とパパが言い出した。
皮を干してさ、と新たな作戦を持ちかける。
ママも、いいね、それ、と頷いている。

こうして変化して新しくなるのかも。

ふむ。


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