本人にはわからない

しましましましま
ましまし
ほ!

ママが歌いながらぼくの背中をなでている。

なにそれ。

「昔のお菓子のCMよ。
 なーちゃんはシマシマですね。
 知ってた?」

ぼく?

ぼくは自分の背中を見る。
ちょっとは知ってたよ。
でもよく見えない。

「自分で自分を全体的に見るなんて
 できないもんね。
 あたしだって自分の背中なんて
 鏡に映しても全部なんて見えない。
 だから別の人が見てくれるっていいなと思う。
 もう一人の自分、みたいな」

でも自分が二人いるとうるさいな、って
ママは頭を振っている。

「だからやっぱり別の人がいいのよ。
 あんまり近い人だと、それもダメだし。
 あたしとパパちんという組み合わせじゃダメなんだな。
 家族でも友達でもない人。
 あたしはそれになろうと思ってる」

なんだそれ、ってぼくはママを見上げた。


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