納戸として使っていた部屋を
寝室にして1週間になる。
「朝日はこの部屋に入っていたのか。
知らなかった。
前の寝室は夕日が綺麗だったけど
お休みの時しか見れないしね。
朝日は毎日見れる」
なんてママは唸っていたけど
ぼくは知ってた。
出窓までは高くて、
もう上がれなかったんだよね。
ベッドが来たことで
ぼくの足腰でも
ジャンプで届く。
「良い星周りの部屋で眠れるって大事なんだって。
知識が無かったらわからなかった。
勉強するって必要だね」
ママはこの家のどの場所に
良い星が回っていて
悪い星が回っているのか
わかるようになったらしい。
お陰様でぼくもパパも快適に寝てる。
模様替えの途中は
あーあ、って思ってたけど。
やってくれて良かったな。