時間がかかっても復活するのが身体

今日はあさイチ出張からスタートです、と言って
ママは白衣を持って出かけて
昼前に一旦戻ってきた。

そしてぼくに報告に来る。
別にいいのに。

「ようやく復活しました。
 お互いを思いやるところから生まれた悲劇だったんだけどね。
 これは止められないんだ。
 起こってしまったのなら、その後の回復に尽力するしかない」

はぁー、と息を吐いてママは布団に転がる。

もう。
早くお店に行きなよ。
午後のお客さんもあるんでしょ?

はいはい、行ってきますよ、と言うと
白衣を洗濯機に投げてママは出て行った。

出張先は海外から一時帰国した娘さんがお母さんの腰の曲がり方を悲しんで
真っすぐ伸ばして!ほら!とげきを飛ばし
お母さんもそれに答えようと無理をして
娘さんの帰国後グラグラっと調子を崩した。
ママは急いでそのウチに行って
バランスが大幅に変わってしまった身体に驚いていた。

「腰は曲がってないの。曲げてただけで。
 変形して伸びない訳じゃないんだから。
 それなのに曲がってるから手術だ!っておかしいじゃない。
 重心が右に傾いちゃって
 股関節で詰まっちゃって
 太ももから下がむくんじゃって
 膝に力が入らなくなってたの。
 膝を手術して治すものじゃないんだ。
 傾きから戻していかないと。
 崩すのは早いけど戻すのは大変なんだから」

なんてブツブツ言ってたけど
なんとか戻ったみたい。

説得と応援が仕事、それが整体師
なんてママは言ってたけど
根気がいるなぁ、とぼくは肩をすくめた。


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