春かと思ってたら初夏でした

コタツを片付けたのが最近の出来事のように思うのに
もう夏の準備だって。

見てよ。

ぼくの大好きなラグを片付けて
もうござが敷かれている。

よくやるよね、としか言いようがない。
それはパパも同意のようで
ぼくと目を合わせる。

「寒いってわけじゃないんだけど
 なんか、ね」

うん。
なんか、ね。

「おいおい。
 君たちは季節が移り変わっていくのを
 感じないのか?
 見てみろ、これを」

ママはスマホを取り出して写真を見せる。

うすいブルーの丸。
きれい。

それは、朝顔だった。

ぼくとパパはうっとりと、見つめる。

これ、ママがやったの?

「そうよ。
 いつから準備してると思ってんのよ。
 日々草に植え替える前からだぞ。
 種から育てるの、時間がかかるんだから」

いつものように、鼻息を強く吐く。

「ほったらかしとくと、好き勝手に伸びるから
 毎朝誘導してさ。
 弦引っ張って、こっちこっち、ってやるの。
 バリバリ水飲むし、けっこう手がかかるのよね」

ぼくはパパと顔を見合わせる。
ぼくとパパもけっこう手がかかる?って。

ママは大きくうなずいた。


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