「さぁ、本気で夏がやってきたので
夏らしくしようじゃないか」
ママがウキウキと何かを持ってやってきた。
ジャン、とぼくが寝ている横に置く。
もう、しょうがないなぁ、と相手してあげることにした。
なにこれ。
「提灯お化けよ。
夏らしいでしょ?」
ぼくにはいったいどこが夏らしいのか
まるでわからない。
ほれ、とママはぼくに提灯お化けを寄せて来た。
チリンと小さな鈴の音がする。
いらないよ、どうすればいいのさ。
「転がして遊ぶと面白いのでは?」
ママがちょいちょいと手を伸ばす。
そうなの?
提灯お化けはぼくの視界から消えてなくなった。
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