「ねぇ、あの時起きてた?」
ママはぼくを突っつく。
起きてたよ。
ぼくを誰だと思ってるの?
ぼくは目を細める。
「だって動かないから。
長かったよね。
夜中だし。
参ったなぁって思ってた」
ママが言っているのは先日の地震の話だった。
確かに長かったし
突然大きく揺れるんじゃないかっていう
緊張感が走った。
「寝てるときって様子見ちゃうよね。
あぁいう場合は飛び起きなきゃいけないかな」
うーん、でも眠かったし
とママは腕を組んでいる。
「まぁいいか。
なーちゃんと一緒に家の下敷きになるのも悪くない」
ママはぼくをギュっとした。
まぁ、ぼくもそれでいいけど
とか言っているとキッチンでパパが
ずるい!と叫んだ。
8月1日OPEN!オンライン整体・ショップ三本指靴下のご提案(オンラインショップ)院長について料金・営業日時お店の場所時間外ご予約メールご予約電話(スマホ用)