土嚢袋じゃない

「わぁ、ビックリした。
 ウチにまで土嚢袋があったかと思った」


ん?
ぼくのこと?

「ここ数日、土嚢袋作りしてたから
 見間違えちゃった。
 残像かしら」

このむっちり加減が似てる、と
ぼくの腰を突っつく。


もう。やめてよ。
失礼な。

「でもさ、今回植栽帯の占有許可取っちゃったから
 もう占有内で出たゴミは団体内で処分してください、って
 土木事務所から連絡が来たの。
 今回は良いけど、って言ってくれたけど
 次回はどうしようかな」

ぼくの記憶では確か
土嚢袋だけで28袋、
ゴミ袋も10個以上あったはず。

それを次回は自費で片付けるの?
そんな予算は河岸には無い、だよね。

「その通り。また話し合いだな。
 高木は占有取ってないから
 落ち葉をまとめたら取りに来てくれるのかしら。
 占有範囲に置いていないハンギングの
 植え替えの時はどうするのかしら。
 細かい話が色々出て来るわね」

あー、やってもやっても壁だらけ
と言ってぼくの腰を突っつく。

うん、もう。
土嚢袋じゃないってば。

間違えて捨てられないように
ぼくはそっと布団から降りた。


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