北投温泉へ、レッツ・ゴー!

「ランタンが飛んで行ったと思ったら
 もう夜なんですね。
 暗闇に飛んでいく灯りも素敵!」

「そう言えば、ここって線路の上ですよね。
 電車、来ないものですね。
 え?来た?」

「きゃー!」

「危ないじゃないですか!!
 なーちゃんさん!お外は危険がいっぱいですよ!
 私、危なく、死ぬところでした!!」

「さて、上手い事死なずに済んだので
 一夜明け、また旅の続きです。
 ん?まずは腹ごしらえ?
 ホテルの朝食を食べずにどちらへ?」

「マクドナルド?!
 日本にもあるじゃないですか!
 え?メニューが違う?
 食パンにハッシュドポテトとチーズを挟んだもの?
 なんです?それ。
 美味しいんですか?」

「美味しいんですか!!」

 「・・・。今日はママさんの最大の目的地だった北投温泉に出発ですよ!
 早く行きましょう!
 先日購入した北投石の採掘場ですよね!
 ホテルから地下鉄で30分で着くんですか!
 なんだかママさん、台湾っ子になりましたね!」

「じゃん!
 私も台湾っ子!」

「まぁ!駅に温泉のオブジェが!
 かわいい!」

「え!温泉の守り神が不動明王??
 ま、まぁ、神さまも温泉好きですからね。
 ここから徒歩で。ふむふむ。
 公園の中なのですか」

「あぁ!すでに長蛇の列じゃないですか!
 ママさんがマックではしゃいでいるから!
 あ!日本語の説明もありますよ!
 早く、読んで読んで!」

「Ph1.2-1.4?!
 強酸性じゃないですか!!
 目に入らないように気を付けて!!
 温度90°~97° !?
 大丈夫なんですか!この温泉!
 水着に着替えて?
 森の中みたいだ、ですって?
 元町公園プールみたい?
 あ!ママさん!
 あー・・・。
 叫んでいます。
 よほどの熱さなんでしょう。
 私は入れませんから。どうぞご無事で」

ねぇ、パパ。
今、ママの悲鳴が聞こえた気がしたんだけど。

ぼくはパパの手を噛んで知らせる。

「まさか。ママちゃん今台湾だよ?
 明日の昼には帰ってくるって言ってるから
 もうちょっとの我慢だよ」

なーちゃんたら幻聴が聞こえるなんて。
でも、いいな
って寂しそうに微笑んだ。


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