冬毛にさよなら

ママはよく、ぼくの背中に顔をくっつけるんだけど
その顔にぼくの毛がいっぱいくっついた。

「今年はそんなに抜けないな、と思っていたら
 急に来たわね。
 暑くなったからかしら」
なんて言いながらブラシを出して
ぼくの背中をゴシゴシ擦っている。


もう。ぼくゴシゴシされるの嫌いなのに。

「そんなこと言ってられないわよ。
 見なさいよ、これ」
と言ってぼくの背中に毛玉を置く。


う。

丸めて固められているけれど
この倍の大きさだったことを、ぼくは知っている。

こんなに抜けたの?
ぼく、ひとまわり小さくなった?

「毛が抜けて痩せる訳ではありません。
 小さくはなりません」
ママはプィと横を向く。

なーちゃんの毛、落としてこよう
って顔を洗いに行っちゃった。

なんか、毟られ損な気分。


猫との暮らしランキング

関連記事

  1. 三人で釣りに

  2. 夏以前に梅雨だった

  3. つけてあげない

  4. いつも通りでいれること

  5. 梅雨とは?

  6. 今日は仕事だけ

最近の投稿

アーカイブ

LINEスタンプ販売中!


LINEスタンプ(リンク)


LINEスタンプ(リンク)