ミミちゃんの知っていること

ミミちゃんが外でご飯を食べている。

段ボールはママによってガムテープが張られ
深い作りに変わっていた。

ミミちゃん、おはよう。

ぼくはミミちゃんにあいさつをした。

なーちゃん、おはようございまーす♪

ミミちゃんは今日もご機嫌だ。

その段ボール、どう?
寒い時に入ったりしてる?

ぼくはミミちゃんに感想を聞きたかった。

あぁ、これ?
もう白黒パンダの匂いがしてさ。
ちょっと、入れないわ。

ミミちゃんは鼻に皺を寄せた。

ミミちゃんは、白黒パンダちゃんと
仲良くないの?

いつも喧嘩の声がするのは
しまちゃんだった。
もしかして、仲がいいのかな、って思ってた。

うーん。
あいつ、横暴だからねぇ。
仲が悪いわけじゃないけど
近づかないようにしてるの。
あたしは女だから、そんなに突っかかってこないけど
しまちゃんは、大変だよ。

はぁ、ってミミちゃんはため息をつく。

やっぱり?
しまちゃん、うちに入りたい、とか言ってない?

ぼくは、恐る恐る、訊ねた。
も、もちろん、ミミちゃんも、って。

ふ、っとミミちゃんは息を漏らす。
あたしは、外で良いと思っているから。
あたしが行かないと、寂しがる家もあるのよ。
しまちゃんは、うーん。
聞いたこともあるけど
悪い、って。
ぼくは、いいんだよ、だって。

ミミちゃんは、複雑、って顔をする。

でも、もうそれ以上は話してくれなくて
黙ってご飯を食べて
ぷぃっと、どこかに消えていった。


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