プラ板ピック制作の練習、と言う名の

「自分たちでやれそうだ、ということを
 実感してもらえました」

帰ってきたママはニコニコしている。

また何か作戦を練っているんだな。
次の作戦は何なの?
と、一応ぼくも聞いてあげる。

「ハンギングバスケットに刺すピックを
 オリジナルで作ろうと思ってるんだけど
 業者に頼むのは止めて
 自分たちで作れないか、
 試しに作ってみようよ、
 って言って
 実際に焼いてみてもらったの。
 そしたら面白がってくれて。
 ついでに休業中のお店に
 メッセージピックを作ってみたりして」

見て見て、とママはスマホを見せる。

なにこれ。
ピックじゃないじゃん。

「針金がなかったんだもん。
 ニチニチソウに引っ掛けてあります。
 もうずっと、蔓えん防止の延長を受けて
 4月からズルズル閉めてるんだよ。
 本人は仕事したいのに。
 明日は出てくると思うから
 驚かせようと思って」

ちょっとでも笑うといいじゃない、
ってママは目を閉じた。

ずっとシャッターが下りたままのお店は
お店の人気と関係なく、休業させられるって
通りの人にとっても、気持ちを沈ませるものだった。

明日はシャッターが開くのかな。
開いて、驚いて、笑うといいね。

 
猫との暮らしランキング

関連記事

  1. 真っすぐ歩けない楽しさ

  2. それでも、花は咲く

  3. しまちゃんの男気

  4. 平和な南風

  5. 記事を読んでくれる人が増えてきた

  6. ここは誰の縄張りなのか

最近の投稿

アーカイブ

LINEスタンプ販売中!


LINEスタンプ(リンク)


LINEスタンプ(リンク)