トラさんの援護

「トラちゃん。
 ご飯こぼしてますよ」

ママは笑ってトラちゃんにつっこむ。

うむ。
申し訳ない。
トラちゃんは恥ずかしそうに上目遣いでママを見ている。

あれ?
今日はトラさんかな?
ぼくもいそいそと窓に近づく。

ところでママさん、その膝の絆創膏は。
トラさんがママを伺う。

「あぁ、これ?
 ジャックだよ。ジャック。
 あいつ最近見かけないけど、反省してるのかしら」

ママは腕を組んだ。

そうかそうか。
トラさんはほほ笑んでいる。

今朝はわしを見ても唸らなかったからの。
しょんぼりしとったぞ。

トラさんがジャックをかばっている。
ぼくは可笑しくなった。

「だからか。
 ご飯ご飯って言ってこないから。
 多少は反省してるのね」

ママは、あははと声に出して笑った。


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