ちぇっちぇっ
なんだよ、ママさんの奴。
トラ爺ばっかり贔屓しやがって。
俺様なんて夜が明ける前から待ってるって言うのによ。
この俺様の忠誠心が丸でわかってねぇ。
誰がこの庭守ってると思ってんだぃ。
そりゃよ、トラ爺が爺さんだって事はわかってるよ。
でもよ、俺だって。
もうしらねーからな。
この芝生、枯れないように遠慮してたんだぜ。
でもここで、しー、ってするからな。
・・・。誰も見てねーだろうな。
俺だってママさんに嫌われたいわけじゃねぇ。
でもよ、もっと可愛がってくれてもいいじゃねーか。
ちょっとだけ、しかえしだ。