はぁ。
お日様は温かいし、ご飯もあるし
クッションまで使っちゃって。
ぼくはここで何をしているんだろう。
こんなに何もしないで
お外の厳しさも忘れて。
はぁ。
どうしてぼくはここに居るのだろう。
「また始まった」
ママが腰に手を当てて、ぼくを見降ろしている。
だって。
なんでぼくはまだ生きているんだろう、とか
これから何をすればいいんだろう、とか
いろいろさ、考えるじゃん。
ぼくはため息ともとれないくらいの、小さな息を吐く。
「アンニュイだねぇ。
そういうのはね、答えなんかないんだよ。
考えたいなら考えてればいいよ。
ばいばーい」
え?
ママ?
どこ行くの?
「答えは自分で作るものだから。
永遠に出ない答えは、出す気がないだけ。
作れたら教えてねー
ばいばーい」
えー
ママー
もうちょっと付き合ってよ~