ゆっくり生きてる

シロちゃんしか居なくなった水槽は
広々しててすごく静か。
シロちゃんもあんまり動かないし。

尻尾も赤いし、背びれも畳んでいる。
具合が悪そうに見えるけど、ママは首を振った。

「ピチピチって訳じゃないけど
 穏やかに暮らしてるわよ。
 誰もいなくて寂しいかな、と思ったけど
 静かでいいのかも。
 例えばうちにさ、夫婦二人で寂しそうだから
 赤ん坊をプレゼント、って言われても
 げー、って感じじゃない。
 今のあたしたちに赤ん坊なんて来たら
 こっちが具合悪くなっちゃう。
 タイミングってあるし。
 シロちゃんも若い時はデッカちゃんと鯉ちゃんと
 若々しい付き合いしてたんだもん。
 今はゆっくり一人で過ごしたい時期なのよ。
 歳を取って動かないのは病気じゃないもの」

昼間は調子いいもんね、とママは水槽をコツコツ叩いた。
シロちゃんは、そうだよ、と言わんばかりに右ひれを振る。

まぁ確かに。
ぼくも昼間は一人でいるけど、別に寂しいと思ったことはない。
それこそ子猫と二人にさせられたら昼寝もできない。

もうゆっくり生きていいころなのよ、って
ママは笑っていた。


猫との暮らしランキング




8月1日OPEN!オンライン整体・ショップ三本指靴下のご提案(オンラインショップ)院長について料金・営業日時お店の場所時間外ご予約メールご予約電話(スマホ用)

横浜元町 てあて屋みわ整体トップへ移動

関連記事

  1. 夕日は夕日で

  2. あっちむいてホイからの

  3. 節分作戦

  4. 眩しいと目を背ける

  5. ひとりの気ままさ

  6. しまちゃんの男気

最近の投稿

アーカイブ

LINEスタンプ販売中!


LINEスタンプ(リンク)


LINEスタンプ(リンク)