もう無防備ではない

ママはお店に着くと
手を洗って
入口に消毒液を出して
窓を開けて掃除機をかけて床にアルコールを撒いて
クイックルワイパーをかけて
トイレもアルコールを撒いて拭き上げて
サーキュレーターを回して
使い捨て用マスクを装着する
ということをしているらしい。

お客さんが来て施術をして帰ると
窓を開けて
シーツタオルを洗濯し
白衣も脱いで洗濯し
施術ベッドにアルコールを撒いて拭き上げて
床にもアルコールを撒いて拭き上げて
トイレにもアルコールを撒いて拭き上げて
新しい使い捨てマスクにつけなおす
を、お客さんが来るたびにしているらしい。

「もうルーティーンになったから慣れたけど。
 何も考えなくても手が動くようになったし。
 そこまで来ると一連の流れだから忘れちゃったとかないのよね。
 もう、大変だ、という気すらない」

生活の一部になっているって事?

「呼吸をするようなもんかな。
 朝起きて、カーテン開けて、みたいな感じ。
 どこのお店もそうなってるからね。
 みんなよくやったよ。
 だから前回の緊急事態宣言とは様子が違うんだと思う。
 前回は何の準備もなくて無防備だったからね。
 今はマスクも消毒も充分にある。
 多少の行動は制限しない、ってするのもわかる気がする」

たしかに。
移らないように注意する生活にも慣れてきた。
パパでさえマスクを持ち歩いて
コンビニに入る時は必ずしてる。

備えあれば憂いなし。
無防備なら憂うけど、今はもうそうじゃない。

集まるとはしゃいじゃうから、そこだけ気を付けてね、
とぼくはママに伝える。

ぼくは家から出ないけど、ママが持って帰ってくると移っちゃうから。
という気持ちでいてね、って言う事がぼくのお仕事だと思ってる。

うむ。


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