ぼくの窓

部屋のドアに窓が開いている。

ホントは窓じゃなくて
ぼくの抜け穴だったんだけど。

夜にぼくがご飯を食べに行けるように
ドアが閉まったままでも
外に出られるよう仕様だった。
ママがスパイラルノコギリを買ってきて
穴を開けたんだ。

でも通れなくなった。
太ったからじゃないよ。

腰が伸びなくなったから。

パパとママもドアをちょっとだけ開けておくようになった。
ぼくが通れるように。

今はこうしてクッションに座って
窓として使ってる。

これはこれで。

ぼくにも新しい変化はやってきているんだ、って思った。


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