ぼくのハンコ

ハンコハンコ、とよく聞くようになった。
パパは無関係かと思っていたけど、マイナンバーカードの更新をしたんだって。
必要かわからないけど、取り合えずハンコ、と言って持って行った。
でも結局要らなかった、って。

更新してきたお陰で、スマホから10万円の給付手続きができた。
スマホも去年ママが古い奴の画面を割っちゃって、新しいのになってたのもよかったみたい。

「じわじわバージョンアップをしておくって大事だなって
 改めて思った。
 このために上げといた訳じゃないんだけど
 色んな受付方法を用意してるんだよね。
 郵送でもいいけど、家に居て手続きが終わるって
 いいかも」

手続きばかりで、ぼくですら嫌になっちゃうよ。
ぼくの手続きじゃないけど。

「国民、って感じするじゃない。
 縛るための手続きじゃなくて
 助けてくれる手続きだもの。
 このルールを作る人と、システムを遂行する人のほうが
 嫌になってると思うよ」

ねー、ってママはぼくの手を握る。

なーちゃんのハンコは、さしずめこれだな、って呟いて。

カリカリを受け取った時は、ハンコを押すこと!
ダブって配布しないようにご協力ください!
なんてママは叫んでたけど、ぼくは聞こえないふりして眠りについた。


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