ぼくのカレンダー

なんだこれ、もう、いらないのに
ブツブツ言うママの手が止まる。

なななな、なんじゃこりゃ!
と言うと
ちょっと、なーちゃん、大変!ほら!
とぼくの目の前に来年のカレンダーを突き出した。


ほら!


ほら!


ほら!

なにこれ。
ぼくは覗き込んだけど、よくわからない。
カレンダーと写真でしょ?
とママを見上げる。

「あたしだって最初はそう思ったわよ。
 ところがなんと!
 全部の写真になーちゃんの名前が入ってる!」

「これなんて、なーちゃん行のバスよ!」

へ?
どういうこと?

「先日勧められて保険に入ったの。
 県民共済くらい入っておくか、って。
 でその時に抽選に申し込んでみたのよ。
 名前入りカレンダープレゼント、っていうからさ。
 で、なーちゃんにしようと思って
 NAACHANで申し込んでいたのだ」

「これなんて、なーちゃん通り、って写真よ!
 なんなの!県民共済!面白い!」

本当にこんな場所、あるの?
ぼくは行って見たくなった。

「いやいや、抽選をするくらいだから
 合成だと思うけど。
 でもよくできてる」

このカレンダーがあるうちは死なないでね
というママのお願いで
ぼくは来年も元気に生きることにした。


猫との暮らしランキング

関連記事

  1. とは言え、ちょっと落ち込む

  2. 喉の不調は耳鼻咽喉科じゃないの?

  3. ぼく、締め出される

  4. タオルケットの上からママをぎゅっとする

  5. パパのリクエスト

  6. ランタンに願いを込めて

最近の投稿

アーカイブ

LINEスタンプ販売中!


LINEスタンプ(リンク)


LINEスタンプ(リンク)