ぼくとミミちゃんの距離

ねぇ、ママ。
雨が降っているんだけど
ミミちゃん来てるみたい。

ぼくはママに声をかける。

よしどれどれ、とママはご飯を用意して
ウッドデッキに出した。

「ミミちゃんは、だいぶ慣れてるんだよね。
 触っても怒らないし、あっちこっちで
 可愛がられてる感じがする。
 逆にしまちゃんはダメだね。
 触らせてくれない。
 男女の差かしら」

雨に当たらないように
窓ぎりぎりに置いたご飯を
やっぱりミミちゃんも雨に当たらないように
窓ぎりぎりのところで食べている。

ぼくはそっと近づく。

ミミちゃんは、ちらっとぼくを見て
すました顔して、食べ進める。

「そうそう。その調子。
 いきなりグイグイ行く男はだめだぞ」

ママも離れたところでしゃがんで
様子を見ている。

そう、その距離感、大事、って。

そう?
この感じ?


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