ぼく、孝行息子?

何してるの、パパ。

「ん?ジョジョ風なーちゃん」

パパがニコニコしながらスマホをぼくに見せる。

なにこれ。ぼく?

「そう。カッコいいでしょ」

もう。またママに怒られるよ。

それは良いとして、パパ、仕事楽しい?

「うん。まぁまぁ。
 お蕎麦食べられるし。
 お昼の賄いはお蕎麦で、飲み物も蕎麦茶なんだよ。
 健康的~♪」

パパはお昼ご飯をお店で食べて
夜の仕込みの時間までの休憩時間に、うちに帰ってくる。
1時間くらいだけど、ぼくはちょっと楽しい。

「それにね、足が攣らなくなったの。
 ママに言わせると、お蕎麦の効果なんだって。
 オレ、静脈瘤の手術しててさ。
 あんまり血管ないの。
 だけどお蕎麦の成分が毛細血管を作ってくれるみたい。
 足がダルいの、減ったし」

やったね。
やっぱりお義母さんが守護霊でついてくれてる
ってパパは写真に手を合わせる。

パパはあまり、技術の向上のために勉強、とか
いっぱい稼いでくる、とか
興味がないみたい。

ママも
「そこらへんは、言い出したらキリがないから。
 パパもう25年選手だし、ちょっと休憩期間とらないと
 身体がもたないから、いいんじゃない?
 早死にしちゃうのは、かわいそうだし。
 青春なしで働いてたんだし。

 なーちゃんが、習い事したい、とか
 進学したい、とか
 留学したい、とか
 言わない息子で助かっております」
って言ってた。

さらには洋服もいらない
ゲームもしない
よ!親孝行!
って。

ぼくのお陰で、パパが健康なら、それはそれで良いんだけど。


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