ひとやすみひとやすみ

ねぇ、なにこれ。

ぼくの頭の上に何か乗ってる。

まぁまぁ、うんちが出ないからって、悩むなよ
と聞こえてくる。

悩んでないよ、べつに。

ぼくは、プィ、と横を向いた。

「あーん、もう。動かないでよ」

ママがもう一度乗せなおす。

ひとやすみひとやすみ
と、また聞こえてくる。

もう。ママ、なにこれ。
ぼくは動かないようにして訊ねた。

「かわいいでしょ。箸置きだよ。
 この前パパちんと陶芸体験に行ったときに
 そこで売ってたの。お腹出てる人バージョンもあって
 それがパパちんに似てたからさ」

これはトントンしてるバージョンです、とママは真似て
ぼくをトントンする。

いやいや。
なんでぼくに乗ってるの?ということを聞いているんだけど。

ちぇ、だめか
とママは言うとテーブルに並べた。

ふむ。こうして見ると、なんかいいね。
休むのも悪くないって感じがする。

「不安とか閉塞感とか、どうでも良くなってくる姿勢よね。
 たまにはこういうのもいいんじゃないかな、なんて思って。
 ここらで休息を取らないと、年内に倒れちゃうって人多い気がする。
 遊びに行くことが休息じゃなくて、ホントの休息ってこういう感じかも」

ふぅん。そうなの?
ぼくは毎日だけどね。


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