やっぱりあれだな、あたしが気をつけないと。
なーちゃんも若くないんだし
ママがブツブツ言っている。
だいたいさぁ、ちゅるちゅるが悪いのよね。
あれ何でできてるんだろ。
ブツブツが止まらない。
ママ、どうしたの?
いや、ちょっと、と言うとママは寝返りを打った。
布団の中でスマホを見ている。
「なーちゃんのクリスマスプレゼントを考えているのだ」
ママは、にー、と不敵に笑った。
ほんと?
ぼく、チャオチュールがいいな。
ぼくはニコニコとママにすり寄る。
「それが問題なのよ。
なーちゃんが喜ぶから、ついついあたしもそうしてきたけど。
もうお爺ちゃん食に代えます」
えいや、っとママは送信ボタンを押した。
えー!
なにそれー!
チャオチュールは??