「もー、何うろちょろしてんのよ。
早く出て出て」
二階から降りて来るなりママさんはふくれっ面を見せた。
何だよ、ママさん
いいじゃねーか
別に何も悪さしてねーし
俺はそれでも一応帰り支度をしている。
そんなに長居する気はねぇ。
なー助だって起きてくるだろうし。
でももうちょっとママさんと遊んでやるか。
俺は椅子に腰を掛けたママさんにタックルする。
「はいはい。口開けないでよ。
それでもあんたにタックルされると痣になるんだから。
ご飯はお外で、だからね」
ママさんは用意してくれたクチャクチャご飯を
ウッドデッキに出した。
まぁご飯を用意してもらって
頂かない訳はない。
大人しく出ていくとするか。